キヤノンインク|W黒(ダブクロ)って?
キヤノンインクにW黒(ダブクロ)ってあるんだけど?
キヤノンはW黒というインクシステムを採用している。
黒のブラックインクを2種類搭載するモデルが結構ある。
インクには顔料インクと染料インクの2タイプがあるのだ。MGとかMXとかIPから始まるモデル―たとえばMG7730やMG6930など、最近のキヤノンのプリンター・複合機のほとんどがこのインク体系を採用している。
※左が染料ブラック、右が顔料ブラック
W黒のメリットは?
単に黒インクを2本搭載して容量を増やすのが目的でなく、インクの表現力をアップするのがこのインクシステムのキモである。顔料ブラックと染料ブラックのどちらも搭載することで、書類も写真もきれいに印刷できるのだ。
いまやキヤノンのプリンターでは常識となりつつある。
他社プリンターには採用されていないシステムなので、比較検討する時の一つの参考にしたい。
W黒採用のモデルは?
以下の対応・非対応の一覧を見てほしい。
W黒対応・非対応一覧表 | ||
---|---|---|
MG7730 | ○
カラープリントを得意とするキヤノンのフラッグシップ機。 |
|
MG7730F | ○
MG7730と色違い。女性をターゲットとした特殊カラー。 |
|
MG6930 | ○
フラッグシップ機とほぼ同等の機能を持つハイエンドモデル。 |
|
MG5730 | ○
ミドルエンドモデル |
|
MG3630 | ×
ローエンドモデルだが、6000円台で買える最安の複合機。 |
|
MX923 |
○ |
|
IP8730 | ○
大判(A3ノビまで対応)のポスター作りができる。マニアなモデル。 |
|
IX6830 | ○
ビジネス向けのモデル。 |
|
MAXIFY | ×
耐久性・消費電力を考慮したスモールオフィスに特化したキヤノンのニューブランド。 |
まとめ
顔料→書類向き
染料→カラープリントや写真向き
W黒なら、顔料ブラック・染料ブラックを掛け合わせて使用するキヤノン独自のインクシステム。書類も写真もきれいに仕上がるメリットを享受できる。